メリット

子どもがプログラミングを学ぶメリットは?生活に役立つスキルを紹介

プログラミング教育に詳しくない主婦
プログラミング教育に詳しくない主婦

プログラミングって難しいんじゃないの?

小学生が学ぶ必要あるの?

プログラマー目指してないのに学習しなきゃいけないの?

このような疑問に答える記事です。

この記事でわかること

  • 小学生向けのわかりやすい教材が用意されているので難しくない
  • 小学生がプログラミングを学ぶと日常生活に役立つスキルが身に付く
  • プログラマーにならなくてもプログラミング学習は無駄にならない

子どものうちからプログラミングを学習するとさまざまなメリットが得られます。授業や勉強だけでなく日常生活に役立つスキルも身に付くでしょう。
この記事では子どもがプログラミングを学ぶメリットを具体的に解説します。

子どものプログラミング学習は難しくない

プログラミングにはさまざまな学習方法がありますが、子どもが直感的に理解しやすい教材が用意されています。例えばScratch(スクラッチ)では「〇歩動かす」「〇秒待つ」などの命令文がブロックの形で用意されており、それらを組み合わせるだけでプログラムの作成が可能です。パソコンの黒い画面に長文の英数字を記述するコーディングと呼ばれる作業は必要ありません。

子どもがプログラミングを学ぶメリット3選

幼少期からプログラミングを学ぶメリットは大きく分けて3つあります。3つとも子どもの成長に役立つスキルなので、プログラミング学習の重要性を理解できるでしょう。

メリット1:論理的思考力が向上する

プログラミングを学習すると物事を順序立てて考えられるようになり論理的思考力が向上します。情報を集め、仮説を立て、解決するための手順を自分で決める必要があるからです。プログラムを実行し予想通りの結果になれば子どもは達成感を得られるでしょう。もし予想が外れても、仮説を立て直し再チャレンジすることで論理的思考力がぐんとアップします。

メリット2:問題解決能力が身に付く

プログラミングは解き方が何通りもあるので、試行錯誤を繰り返すうちに問題解決能力が身に付きます。自分で原因を考えて問題点を見つけることが大切なのです。最初のうちは上手くプログラムを組めなくて思い通りに動かないかもしれません。ミスや失敗を繰り返しながら何回も問題を解き直せば、少しずつ正解に近付くプロセスを会得できます。

メリット3:創造性が養われる

プログラミング学習を通じてアイデアが浮かんだりイメージが広がったりすると創造性が養われます。オリジナル作品を生み出すことで固定観念に縛られない自由な発想力が身に付くでしょう。プログラミングに限らず難しい課題に直面したとき、さまざまな解決策を創造できます。プログラミング以外の活動に対しても自己表現の幅が広がるでしょう。

子どもがプログラミングを学ぶと日常生活に役立つスキルが身に付く

プログラミングを学習すると、勉強中だけでなく日常生活においてもさまざまなメリットがあります。

論理的思考力が育つことによる具体的なメリット3選

論理的思考力はプログラミング学習以外の場面でも役に立ちます。

自分の意見を言える

物事を順序立てて考えられるようになると、自分の考えを1つずつ説明できるようになります。自分なりにストーリーを組み立てながら意見を伝えたり発表したりできるでしょう。プログラミングに限らず、将来何かを作ったり計画を立てたりするときにも役に立ちます

コミュニケーション力がアップ

論理的思考力により子どもの話がわかりやすくなると親子のコミュニケーションが円滑になります。周りの人と意見交換できると、人間関係が深まることに気付くでしょう。自分の気持ちや考えを工夫してプレゼンテーションできるようになります。

 物事を合理的に考えるため自分で行動を決められる

プログラミングに慣れてきて問題をスムーズに解けるようになると、自分の力を信じられるようになります。無駄な行動を省いてプログラムが早く動作することに気付けば、分析力や判断力がアップし自分で行動を決められます。人の話を鵜呑みにしない自立した大人に成長していくでしょう。

問題解決能力が育つことによる具体的なメリット3選

問題解決能力がアップすると日常生活でトラブルが発生しても自力で対処できます。

ケンカの原因と解決策を考えられる

問題が発生したときに原因を調べる習慣が身に付くと、お友達とケンカしたときに自分で原因を考えられます。ケンカのきっかけを客観的に見つめ直し視野が広くなるでしょう。原因を突き止めた後、解決策を考えたり実行したりできれば、それが成功体験につながるのです。

判断力がアップ

問題点に気付いて修正する作業を繰り返していくと判断力が培われます。自身の体調不良や忘れ物などトラブルに見舞われたとき、解決するためにはどうすれば良いか判断するのが早くなります。大人の指示に頼らず自分の力を信じられるようになれば将来仕事のスピードがアップするでしょう。主体的な学習習慣も身に付きます。

同じ失敗を繰り返さない

プログラミングでは入力ミス・設定ミスによるエラー発生が良くありますが、繰り返し解くことで失敗を減らせます。粘り強く課題に取り組み失敗を減らす努力や工夫を重ねることで効率良くゴールに辿り着けるようになるでしょう。

プログラミングの問題を解くコツをつかめば、難しい問題に直面してもあきらめずにチャレンジし続ける力が身に付きます。小さな失敗が大きな失敗になる前に自分で解決策を練れるようになるのです。

創造性が育つことによる具体的なメリット2選

創造性が育まれるとクリエイティブな能力が開花します。

新しいものを生み出せる

プログラミングに慣れてくると、いつもと違うプログラムを組んでみたい欲求が出てくるかもしれません。「どんな風にプログラムを動かそう?」と考えることで多様な考え方が培われます。解き方は何通りもあり、試行錯誤を繰り返すことで既存の発想にとらわれなくなります。幼少期から豊かな発想力・想像力を身に付けるチャンスになるでしょう。

物事への興味関心が高くなる

プログラミングを好きなだけ遊んでいると、新しいアイデアを生み出したり、既存のものを独自の視点でアレンジする力が鍛えられます。集中力がアップし、自己表現の幅も広がります。自由な発想を試せる環境で学習に取り組むことが大事なのです。

子どもがプログラミングを学ぶときの注意点2点

プログラミングは難しい課題も出てくるため、学習を継続するには工夫が必要です。

習得には時間がかかる

プログラミングの問題を解いていると、自分では上手く動作すると思ったのに実際はエラーが出て動かない、という失敗がよくあります。プログラミングでのエラー発生は良くあることなので、子どものうちは気にする必要は全くありません。その代わり、どこで間違えたのか自分でじっくり見直して修正方法まで考えることが大切です。

適切なレベル選びが重要

プログラミング学習は、前述の通り何度も失敗を経験しつまずきやすいため、子どもの理解度に合わせて適切なレベル選びが重要となります。ゲームやアニメーションを課題に取り入れて子どもが挫折しないよう見守りましょう。

もしプログラムを間違えてしまっても子どもを責めずに課題に取り組んできた努力をほめてあげて下さい。失敗から学んだことを次に活かして楽しく学習できれば子どもの成長につながるでしょう。

プログラミングには才能が必要なの?

プログラミングに才能は必要ありません。最初はみんな初心者なのでスキルはゼロです。スキルを身に付けるための勉強や努力は必要ですが、誰でも挑戦できます。「プログラミングは楽しい!」と感じながら学習できれば自然に身に付くはずです。

まとめ

子どもがプログラミングを学習すると、勉強以外に役立つスキルがたくさん身に付きます。プログラミング以外の授業や、普段の人間関係で活用できるスキルなので、子どもの成長に大きく貢献するでしょう。

将来プログラマーにならなくても、プログラミング学習が無駄になることはありません。子どもの将来の可能性を伸ばせるよう、プログラミングを楽しく学んでみて下さい。

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